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映画評論

天気の子

2019年7月19日
邦画アニメ

放映時間:1時間52分
興行収入:142億円

キャラクター
主人公:森嶋帆高(もりしま ほだか)
 声 :醍醐虎汰郎(だいご こたろう)

ヒロイン:天野陽菜(あまの ひな)
     声      :森七菜(もり なな)

この映画をお勧めできる人

ちっちゃいことが気にならない
ゆってぃ大好きワカチコ視聴者で……

かつ
「この映画面白かった?」
っていう質問に対して
「うん。映像が凄い綺麗だった」
なんて答えるタイプで……

かつ
兎にも角にも
愛する人の為に
主人公が奮闘さえしていれば
ジャンルなんてどうだっていい
『恋愛モノ大好き!!』
っていう方ならば
この映画はお勧めです。

上にあげた3拍子がそろった方ならば
めちゃくちゃ楽しめると思います。

もしくは
『映画なんて
 何となくの雰囲気を
      感じるモノでしょ』
と映画を雰囲気だけで
とらえている方ならば

面白く思える可能性はあります。

または
映画を観る時は
何かしらの作業をしながら
ながら観する程度の方は
面白く思える可能性はあります。

そうでない方は
細かい設定部分が
全然説明のない映画なので
いまいち話に入っていけず
全然面白く感じないと思います。

ちょっとストーリーを知ってから映画を観たい人レベル

空に願えば
雨を晴れにできるヒロイン陽菜(ひな)。
しかし
その能力には限界があり
使い続けたら
消えてしまう運命にある。
そんな陽菜と出会う主人公帆高(ほだか)。
果たして
この二人に待ち受けている運命とは?

もうちょっと知ってから映画を観たい人レベル

ヒロイン陽菜(ひな)は
ある不思議な体験を経て
空に願えば
雨を晴れにできるようになった。

しかし
それ以来東京は
雨の日が続くようになってしまった。

主人公帆高(ほだか)は
日常に嫌気がさし
離島から東京に家出をする。

そんな二人が
ひょんなことから出会う。

陽菜の家庭環境を知り
陽菜の能力を使って
お金を稼ぐことを提案する帆高。

雨続きの東京では
晴れを望む人は多く
思いの外商売は順調に進む。

そんな中
陽菜の能力には限界があり
使い続けたら
消えてしまう運命にある事を知る二人、

果たして二人の運命や如何に……

映画を観たくないけど内容を知りたい人レベル

ネタばれになるので伏せておきます。
ネタばれしても構わない方は
下をクリックでお願いします。

病室で意識のない母親と
一人の十代半ば位の女の子がいる。
これがヒロインの陽菜(ひな)。

陽菜がふと外を見ると
雨が強く降っているのに
雲の隙間から
一筋の光が1つのビルに伸びている。

病院を飛び出して
その光のさすビルへ向かう陽菜。

ビルの屋上へいくと
そこには小さな鳥居があり
そこを光が照らしていた。

なんとなく
その鳥居へと歩きながら
願い事をする陽菜。

そして願い事をしながら
鳥居をくぐった瞬間に
異世界に入ってしまう。

気付くといつのまにやら
どこかの空を舞っていた。

そこは不思議な空間で
水の中にいるような
でも空に浮いているような世界……
泡が魚の形をして群れをなしていたり
空に浮かぶ雲が龍に見えたりしている。

ナレーションで主人公帆高(ほだか)が
『ここで僕たちは世界の形を変えてしまった』
と言う。

場面変わって乗客船のデッキ
帆高がデッキに上がると
雨が降り始める。
暫く雨を浴びる帆高。
すると
津波の様な巨大な水が船を襲う。
船は巨大な水をかぶってしまう。
その所為で船が大きく傾く。
船が斜めになった所為で
帆高は滑り落ちそうになる。

そこを
一人の男(須賀)が助ける。
ひょんなことで知り合った二人
別れ際に須賀は帆高に名刺を渡す。

帆高は
どこかの島から東京に出てきていて
高校生でもできるバイトを探している。
(恐らく家出)

数日たってもバイトは中々見つからず
東京の冷たさを味わうこととなる。

そのさ中
本物かどうか分からない拳銃を拾い
なんとなく持ち歩くことにする帆高。

数日を漫画喫茶で過ごしたが
そんなにもお金を使えない帆高は
ハンバーガー屋に入り浸る事にする。

そこは陽菜がバイトをしている店で
スープしか飲んでいない帆高をみて
陽菜はハンバーガーを1つあげる。

どうしようもなくなった帆高は
名刺をくれた須賀の顔が頭に浮かぶ。

須賀の家に行く帆高だが
須賀はおらず
一人の女(夏美)が寝ている。

夏美が起き
適当な挨拶をかわしているところに
須賀が帰ってくる。

帆高と出会って早々
仕事の話をする須賀。

須賀はオカルトライターで
都市伝説の特集をくむから
「人に合って目撃談を聞いてこい」
と言う。

「当日一件アポがあるから行ってこい」と
早速仕事に行く羽目になる帆高。

占い師から話しを聞く仕事で
・『雨女』と『晴れ女』の話し
・”天気の力を使うと神隠しにあう
などの話しを聞かされる。

訳が分からなかったが
それを取り敢えず記事として書く帆高。
途中須賀が読んで採用を決める。

『こうして僕の新しい毎日が始まった!!』
ここまでで17分。
ようやく物語がスタート

須賀の身の回りの世話と
夏美との取材で
忙しい日々を過ごす帆高だが
人に頼られる日々を過ごし
嬉しく思う。

東京は暫く晴れていなく
雨続きだというのが
このあたりで分かる。
ある病院での一室
意識のない母親の手を握り
母親を見つめる一人の女の子がいる。
これがヒロインの陽菜。

陽菜がふと外を見ると
空は雲に覆われ
強く雨が降っているのに
雲の隙間から
一筋の光が1つのビルに伸びている。

病院を飛び出して
その光のさすビルへ向かう陽菜。

ビルの屋上へ行くとそこには鳥居があり
そこを光が照らしていた。

なんとなく
その鳥居へと歩きながら願い事をする陽菜。

そして鳥居をくぐった瞬間に
異世界に入ってしまう。

気付くといつのまにやら
どこかの空を舞っていた。

そこは不思議な世界で
水の中にいるような
でも空を浮いているような世界。
泡が魚の形をして群れをなしていたり
空に浮かぶ雲は龍に見えたりしている。

ナレーションで
『ここで僕たちは世界の形を変えてしまった』
と主人公の帆高が言う。

場面変わって乗客船のデッキ。
帆高がデッキに現れると。
雨が降り始める。
暫く雨を浴びる帆高。

すると
津波の様な巨大な水が船を襲う。
船は水に覆われ
その所為で船が傾く
船が斜めになった所為で
帆高は下に滑り落ちそうになる。

そこを
一人の男(須賀)が助ける。

ひょんなことで知り合った二人
別れ際に須賀は帆高に名刺を渡す。

帆高はどこかの島から東京に出てきていて
高校生でもできるバイトを探している。
(恐らく家出)

数日たってもバイトは中々見つからず
漫画喫茶に入り浸り
東京の冷たさを味わうこととなる。

そのさ中
本物かどうか分からない拳銃を拾い
なんとなく持ち歩くことにする。

数日を漫画喫茶で過ごしたが
そんなにもお金を使えない帆高は
ハンバーガー屋に入り浸る事にする。

そこは陽菜がバイトをしている店で
スープしか飲まない帆高をみて
ハンバーガーを1つあげる陽菜。

ここで初めて出会う二人。
(ここでは特に絡みはない)

結局仕事は見つからず
どうしようもなくなった帆高は
名刺をくれた須賀の顔が頭に浮かぶ。

須賀の家に行く帆高だが
須賀はおらず一人の女(夏美)が寝ている

夏美が起き
適当な挨拶をかわしているところに
須賀が帰ってくる。

帆高と出会って早々
仕事の話をする須賀。

須賀は雑誌を作っている
オカルトライターで
都市伝説の特集を汲むから
人に合って目撃談を聞いてこいという。

当日一件アポがあるから行ってこいと
早速仕事に行く羽目になる帆高。

占い師から話しを聞く仕事で
”雨女”と”晴れ女”の話しを聞かされる
『天気の力を使うと神隠しにあう』
などの話しを聞かされる。

訳が分からなかったが
それを取り敢えず記事として書く帆高。
それを途中須賀が読んで
採用を決める。

『こうして僕の新しい毎日が始まった!!』
ここまでで17分。
帆高のナレーションで
ようやく物語がスタート!!

須賀の身の回りの世話と
夏美との取材で
忙しい日々を過ごす帆高だが
人に頼られる日々を過ごし
嬉しく思う。

東京は暫く晴れていなく
雨続きだというのが
このあたりで分かる。
そんなある日
帆高は陽菜を見かける。

どうも怪しい男二人に
ホテルの方へ連れて行いかれている。

助けにはいる帆高。
陽菜を引っ張って走り出す。

しかし直ぐに追いつかれてしまい
男に馬乗りになられ殴られる。

ヤバいと思った帆高は
拾った拳銃を突き付ける。

当然オモチャだろうと言う男。
帆高は引き金を引く。

すると
まさかの本物で
街灯を撃ち抜いてしまう。

あっけにとられる4人。
陽菜が一番に我に返り
帆高を起こし
その場から逃げる。

どこかのビル逃げ込んでいる二人。
陽菜が帆高に怒りをぶつけてくる。
・余計なことをしてくれた
・何で拳銃を持っているのか?
・それを人に向けて撃つなんて
        どうかしている
などなど

少年は
拾ったと説明するも
陽菜はどこかへ行ってしまう。

ここまで無我夢中だった帆高だが
まだ拳銃を持ち続けていたことに気付き
今になって
本物だと分かった銃が怖くなって
放り投げる。

そこへ陽菜が戻てくる。

バイトを首になっていて
お金が欲しかったと説明する。

そしてその流れで
ビルの屋上へと向かう二人。

オープニングの鳥居があるビルだと
ここで分かる。

すると陽菜が
「今から晴れるよ」
と言って願い事をするように手を合わすと
本当に空が晴れる。

空が晴れて気も晴れた二人は
自己紹介をする。
帆高:16歳。
陽菜:来月18歳
場面変わって
あるマンションの一室。
外は雨が降っている。
5歳くらいの男の子が窓の外を見ていると
1つの水しぶきがオープニングの
魚の様な形になり
男の子がそれに反応をする。

更に場面変わって
中学生と思われる二人組が
空を見上げると
直径30メートル位の水たまりがある。
次の瞬間水たまりが形を崩して
そのまま中学生に降り注ぐ。

水の直撃をくらう二人だが
塗れただけで特にリアクションなし。

場面変わって
須賀が
義理の母と思われる老婆と会っている
須賀は
「子供に合わせてもらいたい」
と言っているが
義理母は「会わせたくない」と言う。
須賀のことを
良く思っていないのがあからさま。

場面変わって陽菜の家。
帆高は陽菜の能力を生かして
お金を稼ごうと考える。

ネットを使い
天気を晴れにすると広告を出して
商売を試し見る。

そこに陽菜の弟(凪)が帰ってきて
紹介される。

雨ばかりの東京では
多くの人が晴れを求めていた。

陽菜の能力は
狭い範囲だけの『晴れ女』だが
需要は高く
商売は上手くいった。

様々な人の晴れへの願いを
叶えていく中で
帆高のナレーションが入る。

『人の心は空につながっている』

そんなある日
特大イベントの主催者さえも
陽菜の能力頼みで依頼してくる。

結果見事に晴れさせて
イベントは始まる。

その中で陽菜は
自分の役割が分かったと言い
帆高に感謝をする。
天気を晴れにして
人を喜ばせることが
生きがいになってきている。

イベントの映像を流しながらの
また帆高のナレーション。
『人の心って不思議だ』
『朝晴れているだけで元気になれる』
『空が青いだけで
 生きていて良かったって思えたり
 隣にいる誰かを
   もっと愛おしく思えたりする』

イベントの日から数日後
ある老婆(声:倍賞千恵子)の家。

倍賞婆の
『夫の初盆の日を
   晴れにしてあげたい』
という願いをかなえる為に来ている。

倍賞婆と話す帆高。
「最近陽菜の人気が出過ぎて
 パンク状態だし
 陽菜に疲れが見えているから
 あともう1件やったら
 取り敢えず『晴れ女』の仕事は
 終わりにする」
と話す。

そこでの話の流れで
陽菜の母親が
去年亡くなっていることを
初めて知る帆高。

場面変わって
須田と夏美がどこかの神社で
神主から話を聞いている。

・『天気の巫女』の話。
・そこの建物の天井には
 オープニングに出てきていた異世界の
 龍と魚が描かれているのだが
 それが
 『天気の巫女』が観た世界だという話
・”巫女は天気の治療をする”言う話
・『天気の巫女』は昔は
 どこの村にも
 どの国にもいたという話
・『天気の巫女』には
 悲しい運命が待っているという話
 (ここでは内容は言わない)

場面変わって
帆高が拾った拳銃の件で
刑事が帆高を探している。

場面また変わって。
帆高が陽菜に誕生日プレゼントを買う。
『陽菜のこと好きなのかも?』
になっていて
自分の気持ちと向き合う帆高。

そして
『晴れ女』の仕事ラストの日。
なんと依頼者は須賀だった。

須賀は
帆高が『晴れ女』の仕事を
やっていることを実は知っていた。

ここで須賀の素性を少し聞ける。
・喘息持ちの娘がいる(5歳くらい)
・嫁は既に他界している
・娘は義理母と暮らしている
・雨だと義理母が会わせてくれない

ここでようやく
須賀と夏美がおじと姪の関係だと知る。
ここまでの数週間
帆高は愛人だと思っていた。

その日の帰り
凪の計らいで陽菜と二人きりになり
プレゼントを渡して
告白をするチャンスがくる。

しかし
帆高がハッキリ言えない間に
陽菜が何かを語ろうとしたら
突然陽菜の周りに水滴が集まってきて
次の瞬間に
陽菜の姿が消えてしまう。

どこかへ消えてしまった!!

と思いきや
帆高を呼ぶ陽菜の声が聞こえる。
声が聞こえた上を見上げたら
陽菜が宙に浮かび上がっている。

陽菜の周りを数個の水滴が動めいている。
暫くして陽菜は地上に降りてくる。
すると腕の中が透けて見えて
陽菜の体の中が水中みたいになっている。

しかし直ぐに透明化がなくなり元に戻る。

陽菜は自分に起きたことを帆高に話す。
それがオープニングでの出来事。
あの鳥居をくぐった瞬間から
自分は”空と繋がってしまった”のだと言う。

腕を見ると
また透けている。
場面変わって陽菜の家。
そこに警察が尋ねてくる。
隠れる帆高。
警察は帆高を探しているという。

ついでに
未成年だけで暮らしている
陽菜と凪にも問題があるという。

そこに凪を連れて
須賀が帰ってくる。
須賀のところにも警察が来て
誘拐の疑いを掛けられていると言う。

だから
須賀は帆高にもう帰って来るなと言い
帆高に現金を渡し実家に帰れと言う。

須賀と別れ陽菜の元へ戻ると
陽菜は凪とどこかに逃げようと
準備をしている。

陽菜は「帆高は自分家へ帰れ」と言うが
帆高は一緒に逃げることを選択する。

3人が行動を起こして暫くすると
東京一帯に大雨警報が出る。
更にそのまま短時間で
関東地方が異常気象に包まれてしまう。

電車でどこかに逃げようとした3人だが
電車が止まってしまい
どこにも行けなくなってしまう。
しぶしぶ宿を探すが
未成年だけで泊めてくれるホテルもなく
宿が見つからない状態となる。

更に天候が変わり
雨は雪に変わる。(季節は夏)

場面変わり須賀の家。
須賀と夏美の会話
帆高を追い出したことを
怒る夏美。

更に ここまでに
『天気の巫女』について調べた結果
半信半疑ではあるが
この異常気象を戻すには
陽菜の命を捧げるしかない的な
会話もする。

なんやかんや会話の後
「『天気の巫女』一人の命で
  天気がまともに戻るなら
    それで良いじゃねぇか」
と薄情なことを言う須賀。

場面変わって街中。
帆高等3人が雪の中歩いていると
警官二人に声をかけられてしまう。

逃げ出す帆高を
一人の警官が捕まえる。
その警官に体当たりをかまし
天に願う陽菜。

すると雷が落ちてきて
トラックを爆発させる。
警官は爆破のほうへ走っていき
3人は逃げることができる。

結局ラブホテルに入ることができ
風呂を堪能し
備え付けのご飯を食べ
カラオケをしたりして楽しむ。

そんな中で
帆高が心の中で神様に祈る。
『僕たちを
 ずっとこのままでいさせてください』

凪が寝た後
遂に帆高は陽菜にプレゼントを渡す。

ここで陽菜は
夏美から聞いた『天気の巫女』の運命を語る
・『天気の巫女』は人柱
・『天気の巫女』が消えることで
      狂った天気が元に戻る

「そんなの信じられない!!」
と言う帆高だが
陽菜が服を脱ぎ上半身を見せる。
見るとかなりの部分が透けていて
中身が水になっている。
何となく消えていくことを悟っている陽菜。
「凪を頼む」と帆高にお願いする。

泣きじゃくる帆高。
プレゼントの指輪を陽菜の指にはめ
告白をする。

しかし言葉では答えない陽菜。
泣きながら帆高に抱きつく。
帆高も陽菜を抱きしめる。

場面変わって帆高の夢の中
帆高は自分の島で自転車に乗りながら
光を追いかけている。

光に追いつけると思ったら
島の行き止まりで追いつけない。

帆高はその光を追いかけて
島を出たと語る。

そして「光の先に陽菜がいた」と言う。

場面変わり陽菜も夢を見ている。
夢の中で
自分の生きる意味を見つけてくれた帆高に
感謝をする陽菜。

指を見ると
帆高がはめてくれた指輪があるが
次の瞬間指をすり抜けて落ちてしまう。
拾おうと手を出すが
身体が水になってしまっていて
すり抜けてしまい拾えない。
指輪を失い泣く陽菜。

目覚める帆高。
陽菜の姿がないことに気付く。
凪も姉がいないことに驚き
「姉ちゃんが空に消えていく夢を見た」
という。

そこに警察が踏み込んできて
二人とも捕まってしまう。

外にでると雨はやみ晴れていて
夏が戻ってきている。

空を見上げる帆高。
すると
空から指輪が落ちてくる。
陽菜が人柱になったことを察する。

帆高は警察署。
凪は施設にいく為
離れ離れになる二人。

警察に連行される途中
初めて陽菜が15歳(中3)だと知り
自分よりも年下だったことが分かる。

場面変わり須賀宅。
須賀に娘から電話があり
陽菜の夢を見たと言う
須賀も同じ夢を見ていた。

場面変わり警察署。
帆高はスキをみて逃げ出す。
そこにバイクの夏美が来てくれて
逃げることに成功する。

そのまま鳥居のあるビルに向かう。
途中水たまりで夏美は動けなくなり。
帆高だけが走ってビルに向かう。

場面変わって須賀宅
須賀の元に老刑事(声:平泉成)が来る。
そこで
帆高が逃げ出して
陽菜を探しに行っていることを知る。

帆高の行動に
思わず涙してしまう須賀。

場面変わって帆高
ビルに到着すると
そこに須賀が待っていた。

須賀は逃げないように説得しにきたが
帆高はとにかく鳥居に行こうとして
止める須賀を素通りしようとする。

ビンタで行動を静止して
無理矢理連れ帰ろうとする須賀。
しかし須賀の腕に噛み付き抗う帆高。

急な痛みに思わず帆高を蹴り飛ばす須賀。
吹き飛んだ先に
捨てた拳銃が落ちていて
それを拾い上げて一発放つ帆高。

そこに
警察が4人(成刑事含む)が突入し
帆高に向かって拳銃を構える。

なんとか場を収めようとする須賀。
しかしそれを遮るようにして
「邪魔するな!!」と帆高が叫ぶ。
拳銃を投げ捨て
先に進もうとするが
一人の刑事に取り押さえられてしまう。

それを見た須賀が怒り
刑事の妨害をして
帆高を先に進めさそうとする。

ところ
が成刑事が前に立ちはだかり
帆高を遮る。

万事休すか?

と思ったら
凪が駆けつけてきて
成刑事の邪魔をする。

その隙に
屋上へと駆け上がる帆高。
陽菜の事を願いながら
鳥居に向かって突っ込む
鳥居をくぐった瞬間
異世界へと移動する。

空に浮かんだ陸があり
そこに
陽菜が気を失って倒れている。

帆高の陽菜を呼ぶ声で
目覚める陽菜。
見上げると帆高が浮かんでいる。

落下してく帆高目掛けて
陸から飛び降りる陽菜。
空中で手を取り合う二人。
そのまま落下していく。
「二人で元の世界に戻ろう」
と言う帆高。

しかし陽菜は
『そうすると
 世界がおかしなままになってしまう』
と自分の所為で
世界が変わってしまっていることを
懸念する。

帆高が叫ぶ
「青空よりも俺は陽菜が良い!!』
「天気なんて
 狂ったままで良いんだぁァぁ!!」
そして見つめ合い帆高が囁く……

「自分の為に願って。陽菜』

それを聞いて笑顔で頷く陽菜。
二人でなにやらお願いをする。

場面変わって元の世界
晴れていた空を
大きな雲が包み込む。

空を見上げる須賀の姿。
空の異変に何かを感じ取る。

鳥居の前に帆高と陽菜が倒れている。

場面変わって
それから3年の月日が流れる

その3年間雨はやむことなく
東京を水に沈めてしまっている。

その間
帆高と陽菜は会うことなく過ごしている。

帆高は高校を卒業と同時に
東京へ向かう。

そこで賠償婆と会い
須賀と会い
少し会話をする。

そして最後陽菜と会う。
抱き合う二人。
「僕たちはきっと……大丈夫だ!!」

              おわり

映画を観てないのにバリバリ見た感出したい人レベル

この映画のダメなところ

ここもネタばればれなので伏せます。

初めの
陽菜が鳥居をくぐるシーンで
恐らく“母親の回復”を
願ったと思うんだけども……
そうだった場合……

母への願い
  ↓
異世界へのジャンプ
  ↓
天気の巫女になってしまい
天気を晴れにできる能力が身に付く
  ↓
世界が変わってしまって
雨しか降らなくなっている
  ↓
空に願えば
一定の場所を
一定時間 晴れにできる
  ↓
やりすぎると身体が液体化して
消滅してしまう。
  ↓
消滅したら
変わってしまった世界が元に戻る

この物語の根元である
この設定が全く入ってこない。
訳が分からん。

 『母親の回復』
    と
『天気の巫女になる』

これが関係なさすぎるから
なんでそれで
『天気の巫女』になってしまうのかが
意味が分からなさ過ぎて
どうにも入っていけない。

例えば
”世の中が既に異常気象になっている”
ところから 話しが始まっていて
既に雨続きの世界。

その所為で
陽菜の母親が死にかけている。
晴れにさえなれば母親が助かる。

訳分からんけども
こういう設定があっての
天気について神様に祈って
鳥居をくぐって
『天気の巫女にされちゃいました』
ならば
『訳分からん!!』 は消えないまでも
まだ納得はできる。

けども
この話は 天気とは全く関係ない願いからの
『天気の巫女にされちゃいました』
だから全く入っていけない。

『なんでそれで
 【”天気”の巫女】にされてもうたの?』

しか頭に残らない。

更に 「この設定であってますよユウ君」 と
新海さんが言ってくれるなら
陽菜が初めて鳥居をくぐる時に
何をお願いしていたかが問題になる。

仮にさっき書いたような
”母親の命の心配をしていた”
ならば
『母親の事を願っていた』はず。

ならば 『天気の巫女』になったからって
自分が晴れにできる能力が
身に付いているなんて
気付けるはずがない。

だって
願い事と天気が晴れになることが
全然関係ない訳だから。

神からお告げがある様な作品では
なかったから
気付けるはずがない。

ならば
「いやいやユウよ。
 陽菜のお願いは天気についてだよ馬〇」
と新海さんが言うならば……

これだと
晴れにできる能力に
気付けたことには 納得できるけど

今度は
『何でそんな願いをしてたの?』
になってしまう。

何で母親が死にかけているあの場面で
光を追っかけて行って
その光のもとに行って
『晴れのお願い』をしたのかが
理解できないことになる。
『普通なら母親の快気祈願だよね?』
になる。

どちらにせよ
おかしくて 話しに入っていけない。
一回見ただけでは何も入ってこない。
訳が分からなさ過ぎて
全然面白くない……

長々と内容を書いたモノの
「じゃあこの映画を語ってみて」
と誰かに言われたら
「なんか雨が降ったりやんだりしてた」
と答えてしまうであろう
ただそれだけの映画。    

見終わった後に
何も残らない。

結局新海誠さんは    
背景・風景の描写が    
めちゃくちゃ綺麗に表現できる能力が    
長けているだけなので    
ストーリーはどうにも面白くない。    

だから
長々とストーリーを書き綴ったけど   
”要点なんかない”    
すかすかストーリーに感じてしまう。   

明確な目的があって
それに向かって突き進む的な
話ではないし、
細かい設定は説明のない作品だから
全く入ってこない。

「ボク、わたし!!   
 新海監督の”お話”が好きです!!」    
って言う人がいるなら    
『天気の子』の    
どこが良いのかを詳しく聞いてみたい。   

『映像が綺麗だよ!!』
『誰かが誰かを想う愛って素敵やん』    
          的な意見以外で……
オープニングの
陽菜が病室にいるシーンで
既に雨が降ってしまっているから
『天気の巫女』になった後に
”世界が変わって
  雨続きになってしまった”
という設定が
どうにも分かりにくい。

途中言われるまで
雨ばかりになってしまった世界だと
気付けもしなかった。

もうちょい早めに
天候がおかしくなっていて
雨ばかりの世界になってると
分からせた方が良いと思う。

その方が
物語に気持ちが入っていけると思う。
初めの
帆高が登場した 船上での場面で
デッキに駆け上がり
空を見上げた帆高が
雨が降り出す前に「きた!!」 って
言うシーンがあるけど……
意味が分からん。

作品を見終わっても
この演出が後に生きてくる訳でもなく
なんの意味もないシーンだった。

序盤にあれをされると
『帆高も天気に関しての
 何かしらの能力があるのか?』
と思わされてしまう。

で作品を観終わって
『なにもありませんでした』
では
「なんじゃそら!!」
になってしまう。

視聴者に無駄な構えをとらすのは
やめた方が良いと思う。

帆高登場の直ぐ後に
話しの途中でも出てくる
空中に水たまりがあって
それが一気に降り注いでくる
場面が あるんだけども……

あれを見ていた須賀が
「すげぇ雨だったなぁ」
って言うけども
あれを雨と言える奴は
まともではない。
更に
あの衝撃のあとに
あの冷静さも異常。

序盤にそれをやられると
変な奴というキャラ設定なのかと
印象付いてしまう。

でも蓋を開けたら
別にそういう感覚的なことが
変なキャラではなかったから
そういうキャラではない設定なら
ヘタなことは言わせない方が良い。
神主の話しからすると
『天気の子』の世界は
どの村にも
どの国にも
『天気の巫女』はいたっていう
設定 と受け取れる……

それプラス
空中に水たまりができていて
それが一気に降り注いでくる
演出をしているのは
巫女が一時的に止めてた
雨が溜まっていて
それが 一気に降ってきているという
設定だと受け取れるんだけども……

だとするなら
オープニングの
帆高が乗客船のデッキで
大量の水に覆われる演出を
あの場面でやってしまうと
あの島にも『天気の巫女』がいて
その巫女が晴れにしていた分の水が
溜まっていたのか
又は
帆高と出会う前の
陽菜が東京で止めてた雨の水が
降ってきたのかが分からない。

仮に陽菜だとして
東京で止めてた分が
全国各地に
ああいう形で降り注いでいるなら
その説明がほしい。

そうじゃなくて
あの島付近にいる
『天気の巫女』のしわざなら
陽菜以外の巫女の存在を
匂わされても
意識が散るのでいらない。

何故序盤で
あの演出をしたのかが
よく理解できない。

こういうことをされても
作品に入り込めなくなるので
やめてほしい。
恐らく
晴れにする能力を使い過ぎたから
関東が以上気象に包まれたのだと
思うんだけども……

それを元に戻す為には
『天気の巫女』が
人身御供になる必要がある。

この設定はまぁ
そういうモノだということで
納得できるとしても……

今回の『天気の子』の話では
人身御供になるのをやめて
また元の世界に
戻ってきてしまう訳で……

能力使ってたら
だんだんと体が透明になっていって
その後は
強制的に異世界に連れていかれるのに
帆高が助けに言って
簡単に戻ってこれてしまうのが
どうにも納得できないし
面白くない。

しかも透明化も止まって
もう普通の人間に戻ったと思わるが
それも納得できない。

『いやいや、
 二人で一緒にお願いしましたやん!!』
『その願いの力が強いから
      戻ってこれましたんやん!!』

という設定で
たまたま二人がとった行動が
人身御供を回避できる
行動だったとしても
それが納得できなくて面白くない。

それ以外の
戻ってこれた理由があるにせよ
強制的に連れていかれるのに
自発的に戻ってこれてしまうってのが
『”なんじゃそら”過ぎて』
どうしても腑に落ちない。

しかも
戻ってからは
めちゃくちゃな異常気象ではなく
3年かけて徐々に東京の街を
水に沈めていく程度の異常気象
っていうのも
『何で?』になる。

能力使い過ぎた時は
夏に雪を降らす程の
異常気象になっていってたのに
人身御供を回避したら
その時よりはマシな異常気象って……

『天気の子の世界は
 そういう世の習わしですから』

と言うのかも知れないけども
その設定が
なんとも腑に落ちなくて面白くない。
途中の帆高ナレーションで

『空が青いだけで
 生きていて良かったって思えたり
 隣にいる誰かを
   もっと愛おしく思えたりする』

と言わせているんだけども……

ナレーションを使って
この言葉を入れておいての
ラストは
好きな人の命の為に
【永遠の雨=永遠の悪い天気】を選ぶ ……

訳が分からん。
「は?」ってなる。

話しの真ん中あたりで
ナレーションに
あの言葉を言わすってことは
視聴者からしたら
この作品は

『天気は晴れが良いよね!!』
『天気がいいと皆気分良いよね!!』

という共感を
監督が伝えてきてると思って

”天気が晴れになることで
 何かこの作品なりの
 面白い結末があるんだろうなぁ”

で作品を観ているのに。
ラスト

『やっぱりそんなモノより
 愛する人の命の方が大事だよね!!』

ってされても
「そりゃそうだけど      
 作品としては どないやねんな!!」
になってしまう。
ほな途中の
あのナレーションなんやってん!!

話の意外性をもってきたかったのか
分からないけども
納得できないことされたら
意外もクソもなくなってしまうので
やめてほしい。
陽菜が警官から逃げる時に
空に願って雷を落とすんだけども
いきなり過ぎて『ん?』ってなる。

それまでは天気を晴れにするだけの
『晴れ女』という印象しか
与えらえてないのに
いきなり雷まで操れてしまったら
『そんなんもできたんかい!!』
ってなって
じゃあ天候全部あやつれるのかな?
なんていう
余計な考えが浮かんでしまう。

特に雷を落とさないといけない
場面でもないから
視聴者に
無駄な『?』を生ませない為にも
無駄な演出はしない方が良い。
須賀が
帆高の為に涙を流した後
帆高の前に姿を現した時に
まず行動を静止するのが
どうにも納得ができなかった。

視聴者としては
涙の後は
もう帆高の支援者だと認識してるのに
いきなり邪魔する。

警察が帆高の邪魔したら怒って
今度は警察の邪魔をする。

この流れがどうにも
物語をスムーズに見せてくれない
いらない演出だったように
感じてしまう。

別に帆高を止めるシーンなんかなしで
鳥居目前に警察に遮られたのを
須賀と凪が邪魔するだけの方が
観ていてスムーズだったと
思うんだけどなぁ……
最後の警察署から逃げだして
鳥居のビルに向かう時の
帆高の 走り方が変過ぎる。

あそこまで変だと
気になってしまって
話よりも走り方の方に
意識が向いてしまうので
ちゃんと描いてほしい。

”実は運動神経がないというキャラ設定”
があったとしても
この作品にはいらない設定。
そんなことよりも
気が散るから
普通の走り方にしてほしかった。

階段上るの遅っそ!!
帆高と陽菜が
雨の世界を選択して
元の世界に戻ってから
物語が8分も続くのはダレる……

しかも賠償婆さんと会って
須賀と会ってを描き
大して中身のない話を
数分間見せられる。

その後に
ようやく陽菜と会って
「大丈夫だ!!」
これじゃムダに長いだけ。

作品を見ていて
『賠償婆とぐりしゅんの事務所が動いて
    セリフ増やさせられたのかなぁ?』
なんて無駄なことを考えてしまう。
 声をやっている芸能人がとにかく酷い……

とくに小栗旬君が酷い。
下手プラス声が低すぎて
何を言っているのかが
分からん場面が多かった。

せめて
もうちょい声高くして喋った方が
エエんとちゃうのかなぁ……

ぐりしゅんだけでなく
役者陣全般に言えるけども
ドラマじゃ演技上手く感じるのに
声だけとなると
何でああも下手になるのか?
ホントに不思議。

本田つばっさーも
平泉せいぃぃさんも
まんまの声過ぎて
どうしても
本人の顔が浮かんでしまうし

倍賞婆もまんまの声で
しかも
それを先に『ハウルの動く城』で
やってもうてるから
ソフィーの顔も浮かんでもうて
ややこしい。

主役二人がまだマシだったから
(特に森七菜ちゃんは……)
かろうじて見れたけど……

僕は
あまりにも酷い時は観れないんです。

『風立ちぬ』の庵野は究極……
折角の駿映画なのに
観ることができなかった……
あれは何インパクトやねん……

で中途半端に声優さんも使うから
余計に俳優陣の下手さが目立つ。

今の時代
もうそういうモノで
しょうがないのかもしれないけど
どうせなら逆にしてほしい……

主要キャラを声優さん。
脇キャラを俳優陣。
「わてら脇で出てますんで
     宜しく頼んますわ!!」
で宣伝すればエエんとちゃうの?

世間からボロクソ言われる
俳優陣も
ツラいと思ってるはずやて……
知らんけど……

この映画の良いところ

とにかく

背景・風景の描写は物凄く綺麗

ユウの総合評価

残念ながら

僕にとって良いところは
背景・風景の描写のみでした。

魅力のあるキャラがいる訳でもなく……

納得いくストーリーでもなく……

僕にとって説明がほしい部分に
説明がある訳でもなく……

映画を観終わった後に
もう一度見たくなる様な
シーンもなく……

キャラの声もダメで……

とにかく見ていて『?』ばかりが
頭に浮かんでくる作品でした。

間違いなく二度と見ることないです。
テレビでやっている時に
たまたまチャンネルが合ったとして
留まることなく

直ぐにチャンネルを変えることでしょう。


人に「この映画見た方が良い?」
と聞かれたら

胸を張って「観なくて良い」と言うでしょう。


よって
総合得点は100点満点中
8点

となります。

なのに興行収入142億円!!

恐るべし『君の名は貯金』

そして『宣伝効果』……

 

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