ネタバレ『ラン・オールナイト』Amazonプライム 

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この映画のダメなところ

主がいったい何に懺悔しているのかが 最後まで明確に分からなかった……

恐らく何人かの人間の命を奪ったことを
悔やんでいると思われるが
何でそこまで悔やんでいるのかが分からない。

作品として映画を観てる側からしたら
マフィアやってる癖して
『何を今さらそんなに悔やんでるの?』
ってなってしまう。

作中で同じマフィアの人間は
次々とコロしてる訳で……

「過去は善人の命も奪ってたんだよ!!」

だとしても分からない。

で、
それはさておき
善良な警察の人間が
主の過去の犯罪について触れていて
観てるこちら側が気になるくらいに
話に盛り込んでしまっているので
あそこまで話に絡めるならば
ちゃんと主が何をやり
何をそんなに悔やんでいるのかを
明確にしてほしかった。

電車に逃げ込む息子の座る位置……

主と主の息子が
駅に逃げ込む場面で
マボスの手下とやり合う為に
主と息子が離れ離れになった時……
主の息子がホームで
警官と手下に挟まれてしまい
仕方なしに
電車に乗り込む場面があるけども……

その時に
ドアから一番ちかい席に座った。

いやいやいや
逃げてるのに
外から手の届く場所に座るかね!!

これ結局何でかって言ったら
製作者サイドが
後から来る主を
息子に呼び止めさせないと
ストーリが上手くすすまないから
そうさせた訳です。

つまり
ここに息子を座らせて置かないと
後から来た主に声をかけることができないから
そこに座らせた訳です。

う~ん……
ストーリーをつなげる為に
キャラクターに
おかしな行動をさせてしまうと
やはり違和感になってしまい
一気に覚める。

嫁兄の声の掛け方よ……

主の息子家族が
息子嫁兄の家にいる時に
マフィアが来てしまった場面で……

家の二階の
カーテンがある場所の中に
身を潜める息子家族。

マフィアが近くまでは来たモノの
見つけられなかったから帰ろうする。

【見つからずにすみました。ふぅぅぅ】

これで安心安心と思いきや
何かしらで物音を立ててしまい
マフィアが再び
息子家族のいる方に戻ろうとする。

ドキドキの息子家族
足音が近づいてきて
『もう駄目だ。見つかる~』

大ピンチ!!

と演出しておいて
カーテンが開いたら嫁兄でした!!

これは騙そうとし過ぎでアウト。

普通なら声をかける。
いきなりカーテンを開けるのは
普通じゃない。

製作者が視聴者を
ビビらそうとしすぎ……

こういうことする為に
キャラに普通じゃないことをさせると
やはり違和感を生む。

これをされるとやっぱり覚める。

警察もマフィアも阿〇過ぎる

主と主の息子の身元は
警察にもマフィアにもバレバレな訳で
そんな二人の家、親族の家、などに
常に見張りを付けていないのはありえない。

ここでも製作者の都合が見える。

作中で
主の兄の家に行く場面と
主の母が入院している病院に行く場面が
あるんだけど
普通に考えて
ここにも見張りが来てない訳がない。

でも来てない。

ここでも
『母親への愛』を描きたいが故の
作り手の都合が見える。

覚める~……

団地での警察が〇保すぎる

団地でのいざこざの場面で
指名手配犯である主と息子がいるからと
警察が全住人を
外に出す場面があるんだけども……
ここで一軒
火のつけっぱなしで部屋を出てしまい。
大火事になってしまうって
演出をするんだけども……

警察が家に上がり込んでまで
住民を外に追い出しているのに
火がつけっぱなしじゃないかを
チェックしないってのは
ずさんすぎて入り込めない。

ここでも
火事をおこさせたいという
製作者の顔が見えてしまう。

どんだけ婆を信用すんねん!!

話の中で
主と息子は指名手配犯になるのだが
その二人を見たと
通報するのが団地に住む
お婆さんなんだけども……

婆の通報だけで
警察総動員はありえないでしょ。

更に
その通報を受信した
コロし屋も来てしまうのだが
確証得てもないのに来るかね。

アメリカの婆さんの通報は
過去一度も間違っていたことはない
という歴史がない限りは
ここの話し運びには無理がある。

なんでわざわざ婆にしたのかな?
若者使ってスマホで写真とれば
エエんとちゃうの?

団地で追いつめられた主と息子が逃げ切れる……

団地でのコロし屋と警察との
やり合いのあとに
ヘリからの警察にも見つかって
団地横の建物に逃げ込むシーンあるけども……

いざ建物の中に入ったモノの
どこにも逃げ場がないような演出をして
そこへ警察が突入したら
既に主と息子は
そこにはいませんでした。

そして
そのままは逃げ切れました。

と描いているが……

何で?
どうやって?

あそこから警察が見つけられない
抜け道があるとは到底思えないし
かなりの警察の人数がいた訳だから
広めに囲めば絶対に捕まえられた。
無理がある。

主人公の意識がどういう具合なのかが分かりにくい……

この映画の始まりの
『主が倒れて懺悔をしている場面』が
最後
『コロし屋に撃たれて倒れたところ』
だったんだよ。
と分かる場面で……
始まりの場面の時に
主の過去への懺悔を語っていて
その場面から
過去へと切り替わる時の
主の最後のセリフが
「もし時間さえあればやり直したい」
「そう切に願うばかりだ……」
と言って目覚めたら
過去へと場面が変わる……

と演出しているんだけども……

時系列としては
未来から過去に戻っている描き方を
しているから
あのセリフの後にこれをやられると
本当に意識だけ
過去に戻ってきたようにもとれてしまう。

で見終わった後でも
どうなのかが分からないからアウト。

多分だけど
別に意識だけが
過去に戻ってきている訳ではない。
ただただ
未来から過去にカメラが移動しただけ。

ならば
ややこしだけなので
あのセリフと描き方はアウト。

吹き替え版を見ているから
吹き替えをした人間が
ややこしくさせていた場合はごめんなさい。

悪いのは吹き替えをした人間で
監督は悪くないです。

「いつどんな時も一線を超えるときは俺たちは一緒」

主とマボスが
お互いに何度か発するセリフに

「いつどんな時も
  一線を超えるときは
       俺たちは一緒」

とあるのだけど
いまいちピンとこないままだった。

何をもって
何が一線を超えることなのかが
よく分からなかった。

これに関しては
僕の国語力の低さかもしれないので
だったとしたらごめんなさい。

それか
これに関しても
吹き替えをした人間が
伝わりにくい表現にしていたとしたら
吹き替えをした人間がよろしくない。

コロし屋がショボ過ぎる

映画最後の
主の隠れ家にコロし屋がくる場面……

完全不意打ちなのにも拘わらず
コロし屋が
主を一撃でしとめられていないのはアウト。

これをやってしまうと
このコロし屋が
全然凄くないことになってしまう。

ここもまた
主をコロしてしまっては
物語がストップしてしまうので
製作者の顔が見えてしまう。

更にその後
拳銃ど素人の息子とやり合う訳だが
ど素人と遣り合っているようでは
このコロし屋はホントにショボ過ぎる。

監督はこのコロし屋を
いったいどのくらいのレベルの
コロし屋にしたかったのかが
本当に疑問。

仮に大したことないコロし屋だとしたら
マフィアのボスが雇うに値しないし
凄いコロし屋という設定だとしたら
ショボすぎるので辻褄が合わなくなる。

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