ネタバレ『ホリック』Amazonプライム 

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この映画のダメなところ

掴みがNGすぎて全く話に入っていけない

話の初めに神木君演じる
【四月一日君尋】 が黒い霧から
逃げてる最中に
黒い霧が大人一人を軽く包みこめる位の
手の形になって
神木君を包みこみ捕まえようとする
シーンがあるけども……

それをちょっと暴れただけで
振り払えてる。
そこから更に逃げて
ビルの屋上で
飛び降りようとする訳だけども
その時に黒い霧はもうない。

ならエエやん……(-_-)

全然説明ないから分からないけども……
高校生になるまで
黒い霧に追われる日々を
過ごしていたモノの
生き延びられてこれてるなら
ツラいだろうけども
シを選ぶほどのことでもない
思えてしまう。

天涯孤独で
高校生まで生きてこれたということは
四六時中
霧に襲われてる訳でもないだろうし
恐らく
普通に眠れている日もあるし
高校生になってるってことは
受験して面接したりしてきてる訳で
しかも
何かしらでお金は稼いで
暮らしている訳だから
そういうところでは
霧には襲われてない訳だし……

ならエエやん……(-_-)

嫌な物ばかり見えるのが嫌だから
『”今の目がいらない”が願い』
だと言うけども、
視聴者からしたら
映像だけで
ただ
【黒い霧が人間から出るのが見える】
という説明しかされてないから
何がそんなに
嫌なことなのかが分からない。

どっちかというと
黒い霧が追っかけてくる方が
鬱陶しいんじゃないの?
しんどいんじゃないの?
の方が印象が強い。

実際どんな嫌なモノを見たのかを
映像か、最低でも言葉にしてくれないと
何がそこまで嫌なのかが分からない。

これらを『視聴者に想像して』が
監督の意図だとしたら
「それはごめんなさい」だから
入っていけない。

そもそも
言葉では
【嫌なモノが見えるのが嫌だ】を
訴えかけているのに
映像は
【黒い霧から逃げている】を
やっているから
全くもって神木の悩みが分からない。

で、
そのまま神木の願いを叶える為の
『対価』探しの話が始まる訳だけど
全然入っていけてないから
映画の最中
ず~~~~~~~~~~~~∞っと
面白くない。

もうちょい言わせてもらうと……

黒い霧が見える
    
嫌なモノが見えてしまう
     
”見えないようになりたい”が願い

これは飲み込んだとして
見えなくなったところで
この世界に黒い霧は存在してる訳で
見えなくなるだけで
黒い霧には襲われちゃうんじゃないの?
が頭に浮かんでしまうので
ここは一言
「見えなくなれば
 霧に追われることもなくなる」
くらいの説明ないと
願い叶えたところでどうなの?
が頭から離れないから気持ち悪い。

ホントに掴みがNG。
この映画の肝心要の部分なんだから
しっかり映像と言葉で説明して
視聴者の心を
がっちり掴んでくれないと
映画に全く入っていけない。

主人公の台詞の「シにたい理由は特にない」「生きていたい理由はもっとない」がまったくピンとこない……

僕にとって
人がシを選ぶなんてことは
とんでもないことで
それに理由がないなんてことは
有り得ないんです。

これを無理矢理考えるならば……

結局飛び降りようとしている訳で
シを選択した訳だから
【生きたい理由がないこと】が
【シにたい理由ってこと】に
なるんじゃないの?

なんか回りくどい言い方して
頑張って独特な空気を出そうと
しているのか……

本気でこういう言い回しをする人間が
この作品を作っているのか……

それは分からんけども
ハッキリ言って鬱陶しいだけ。

「生きたい理由がないから
         もうシのう……」
って言ってくれた方が
よっぽどスッと入ってくる。

 

ティナに纏わり付いた黒い霧を神木が見て見ぬふりをしていた……

【実は出会った時からずっと
 ティナには
 黒い霧が纏わりついてたんです】

をやりたいが故に

【神木が見て見ぬふりしてました】

をやってしまうんですけども…… (-_-)

見て見ぬふりできるんやん。
じゃあエエやん…… (-_-)

これはホントにアウト。┐(´д`)┌
だって
この主人公は悩み苦しみ
その結果
「自分の目がいらない」と言い
挙句
シを決意しました……

としているのに
見てみぬふりできるって……(-_-)

”それができない”
ってしてくれないと
この物語ここで破綻やん……┐(´д`)┌

 

コウが人には【自己犠牲が何も分かってない】と言っておいての自分も自己犠牲で終わるのがよく分からん……

この作品のメッセージは
”自己犠牲は他人の気持ちを無視している”
だと思って見ていたのに
ラスト
それを神木に伝えていたコウが
自己犠牲で終わるって
一体どういうことなのかが理解できない。

じゃあこの作品の
メッセージはなんなん?
になってしまう。

最終決戦の時の松村の配置がおかしい……

最終決戦(神木・松村vsりほ蜘蛛)の時の
神木と松村の【作戦】が
【りほ蜘蛛を神木が引きつける間に
        松村が扉を開放する】
ってことだったとしたら……
最初の配置がおかしくて
違和感しかない……

まず
そもそも妖が封印されている置物は

本堂の中にあるんだから
最終舞台は本堂の中で良い訳で
中でりほ蜘蛛を
待ってればエエんちゃうの?
だし……

「いやいやそれじゃあ
 松村が扉を開ける姿を
 りほ蜘蛛に見られちゃうから
 作戦バレバレになって
 先に松村がやられちゃうよ!!」
「だから最初は
 外で気を引いてたんだよ!!」

なら松村は中に居ればエエやん……(-_-)
配置おかしいやん……
 (-_-)

「最初の作戦は
 松村が矢でりほ蜘蛛を射貫くって
 ことだったんだよ!!」
「二段構えだったんだよ!!」

だとて
松村の配置がおかしいやん…… (-_-)

松村が本堂側にいて
本堂側から矢を放つなら頷けるけど
本堂とは離れた場所に立っていて
そこから矢を放っちゃってるんで
どうにも納得できない。

結局黒い霧に追われているのが初めの一回だけ……

この映画は半月くらいの日々が
描かれていた訳だけども……

「逃げてばかりの人生」と言ってた割には
そんな頻繁に襲われてないやん……

作中
嫌なモノも一回も見てないし……

どないやねん……

映画見終わってみても
やっぱり
シに値せんわぁ……┐(´д`)┌

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