ネタバレ『キャラクター』Amazonプライム 

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ユウの総合評価

100点満点中
70点!!

悪くない作品です。
ただ悪いところが多かった。
でも
全体的な映画の空気感が
凄く良かったので高得点の70点です。
テレビつけてやってたら
見るでしょう。

沢山悪いところあったんで
あれらをなくしてくれたら
90点超えいったと思うんだけどなぁ……

やっぱり
監督、脚本家都合が目に余りましたね。

それをされると
どうしても
一気に作品に入れなくなる。

まずはこれ……

【菅田君を第一発見者にして
    Fukaseを目撃させたい】

だから

・人の家のドアを開ける
・更に家に上がる

次に……

【”本屋で”
 Fukaseと菅田君の遣り取りを
           やりたい】

だから

・菅田君出かける
・警察に見張らせない

でもって……

【獅童と菅田君が
 ぐりしゅんについて
     話すシーンをとりたい】

だから充希を家において
菅田君が葬儀に来る

ラスト……

【クライマックスを
 菅田君の仕事部屋にしたい】

だから

・菅田君一人で自宅に帰る
・充希との電話を切る

これじゃダメ。

普通の人が
普通やらないことを
作品内のキャラクターに
やらしたらアウト。

これをやると
視聴者に違和感が生まれて
作者都合が浮き彫りになってしまうので
作品を見ている最中に
作り手の思考が入ってきて
一気に現実世界に戻されてしまう。

この辺を
上手く違和感ない流れに
してくれたら本当に良作になったのに……

例えば
菅田君が自宅に戻るシーンなら……

止める獅童を
慌てた菅田君が殴り飛ばして
獅童が気絶する……

とか
菅田君と獅童を合わせたいなら
別に獅童が菅田君に
会いに行けばいいだけだし……

などなど
やり方は
なんでもいいので
もう少し上手くやれると思う。

それこそ菅田君の”優しい”という
”キャラ”を使って
その辺もう少し上手くやって
欲しかった。

そしたら90点越えしてたと思う……

あと
どうしても僕的には腑に落ちず
惜しかったのが
この映画は……

菅田君は直でFukaseを見たから
Fukaseは菅田君の漫画を見たから

これがきっかけで

【2人は”猟奇的・狂気的”な部分が
 同じ思考になっている感覚に
          なっていった】

要は

【2人が同じ”キャラクター”になった】

肝の作品だと思うんですけど……

なぜなら
車の事件のナイフをどうするかのくだりを
Fukaseが
「菅田君はまだ考えてないでしょ」って言って
自分の考えを菅田君に告げる……

このくだりのあと
異常なまでの動揺を見せる菅田君を
描いているから
元々はFukaseからもらった
キャラクターとはいえ
恐らく

『ぎゃー!!
 こいつ俺の漫画を
 模倣してるだけじゃなくて
 発想自体が既に一緒やん!!』

『俺の中にも異常な部分が
  生まれてもうてるやん!!』

になったから故に
あの動揺だと思うんですけども……

でFukaseの案を聞いた後
それを漫画として形にしてしまったら
Fukaseとの関係が間接的とはいえ
深まってしまうことが分かっているけど
連載に追われている状態だから
『やるしかない』となって
充希に強く当たったのだと……

で、
案の定Fukaseは
『自分の案を採用してもらった』
と思い込んで
『一緒に作品を作っている』
とまで言い出して
より菅田君と運命的なモノを
感じている……

この流れが2人の中にあるから

【2人は同じ”キャラクター”になった】

という印象を受けて
僕はこの映画を見ていたのですが……

ならばです……
やはり
ラスト、クライマックスで
菅田君が
「漫画通りなら
 自分から殺さなきゃダメ」
と言い出した辺りで
『こいつなんか考えとるな?』
くらいは思わないと
辻褄が合わないと思えてしまう。

人間としての五感の感覚が
かぶらないのは良いけど
思考の部分……

特に企みについての思考は
大分かぶらないと
この作品は成り立たないと思うのに……

そこが肝だと印象付けられているのに……

猟奇的・狂気的の部分ではないとはいえ
ラスト
菅田君の企みには何も反応することなく
ただただ
”ナイフを刺そうとしただけ”
っていうのは

どうにも腑に落ちない。

なのでどうしても評価は
100点満点中
70点!!
となります。

ただ
僕が語ったことを
”小っちゃいこと”と思う
ゆってぃ大好きワカチコ視聴者の方ならば
90点超えてくる
凄く良い作品だと思います。

あとこれは
映画の評価には
何も関係ないですが
ちょっとダガーの方が男前すぎるかな?
あれじゃFukaseが可哀そう。
『winwinじゃないじゃ~ん♬♬』

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